蛍(ほたる)は夏の夜に活動する光る昆虫であり、西日本地域でも見ることができます。
蛍のシーズンは一般的に5月から7月にかけてであり、湿った環境や川沿い、森林の中などで生息しています。
城崎温泉の周辺でも見れる場所は多くありその中でも豊岡市周辺のオススメもいくつか紹介します。
この記事を読めば以下の事がわかります。
- 蛍のシーズン
- 蛍の見られる場所、スポット
- 蛍見に行く時の持ち物や注意点
- 車で行く方向けの情報
持ち物や車で行く方に見てほしい情報も書いてますので気になる項目に飛んで見てください。
城崎温泉に来たのなら田舎の綺麗な空気と自然と共に蛍を楽しんで下さい。
蛍のシーズン
蛍は美しい光を発し、その光は他の蛍とのコミュニケーションや繁殖行動に関与しています。
夜になると、蛍が飛び交い幻想的な雰囲気を作り出します。そのため、多くの人々が蛍のシーズンになると観賞や写真撮影のために蛍を訪れます。
城崎温泉のある豊岡市では蛍が6月上旬から下旬頃までが最も楽しめます。
蛍が安定して見られる様に環境作りや豊かな自然もあって条件や場所にもよりますが多い時では数百数と飛んでる姿を見れます。
また蛍は夜中ずっと飛び続ける訳ではなく日没から2.3時間程がよく飛んでいます。
豊岡市の日没の時刻がだいたい19時で完全に暗くなるのは19時30分頃なので鑑賞するベスト時刻は19:30~22:00頃です。
ご飯を食べてからや温泉でひと風呂浴びてからでも楽しめます。
ただし注意点もあります。蛍は2センチ程の小さな昆虫なので雨や風などがあると飛んでる数が少なかったりします。梅雨時期と重なるため天候状況によってはシーズンでも見れない事もあるので運も少し必要です。
鑑賞時期 6月上旬~下旬
時間帯 日没後から2.3時間
注意点 天候によっては鑑賞できない
蛍見られるスポット
蛍の生息地の特徴を簡潔にまとめると以下の通りです。
- 水辺の近くで森林や草地の周辺に生息することが多い
- 明るすぎず、暗すぎない環境を好む
- 清澄な水質が保たれた場所を好む
これらの特徴を考慮しても城崎温泉周辺も生息域に適していると言えます。
城崎温泉のどこで見れるのか、また沢山の蛍が鑑賞したい方にオススメの蛍が見れるスポットもいくつか紹介します。
川沿いに面した通りで温泉街の一本裏手の通りになります。毎年数は多くはないですが確認できます。
上流の山向きに行けば多く飛んでたりしますが街灯も少なく歩道もないので城崎温泉で鑑賞するなら木屋町通りをオススメです。
まんだら湯・一の湯・御所の湯から近くアクセスも良いので温泉ついでに行けます。
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島376-1
城崎温泉から車で50分と少し時間はかかりますが、城崎温泉から豊岡自動車道で帰られる方は帰り道なので寄りやすく蛍が沢山鑑賞できるのでオススメです。
駐車場もあり鑑賞ポイントは整備されていて歩きやすく柵もあるのでお子様も気軽に連れて行けます。
駐車場は蛍鑑賞時期のみ500円と有料ですが、川の上を小さな光の粒が数えきれない量飛び交う姿は幻想的です。
人気スポットで人が多い時もあるので人混みを避けたい方は注意してください。
住所:兵庫県養父市奥米地773
豊岡市の但東町に「但熊(たんくま)」と言う卵かけご飯で有名なところがあります。
そこの道路を挟んで向かいには川が流れており蛍が多く見られます。
そこの川は蛍のスポットで有名な訳ではありませんが隠れた名スポットです。
歩いて散策して探さないといけませんが毎年数多くの蛍が飛んでいます。
ただ観賞用に整備されてたりしないので散策は気をつけてください。
住所:兵庫県豊岡市但東町栗尾916
蛍を見に行く時の持ち物と注意点
蛍を見に行く時に最低限必要と思うものをピックアップしています。是非参考にしてください。
虫除けスプレーや虫よけクリームは必要です。山なので蚊やその他の虫も飛んでいます。
夜間は気温が下がることがありますので、軽いジャケットなどを持っていくと快適に過ごせます。また虫除けにもなるので便利です。
蛍を見に行く場所は、自然の中や山間部などであることが多いため、歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。
夜間の散策中に喉が渇いたり、水分補給が必要な場合自販機が無かったりするので飲み物を持っていくことをおすすめします。
鑑賞する時のマナーや注意点もいくつか紹介します。
2. 静かに鑑賞する
3. 手での触れ方に注意
4. フラッシュは控える
蛍は綺麗な川のある山に生息する生き物です。長く蛍を楽しむには環境は維持することが大事です。
また鑑賞時は静かに行動しましょう。大声で話したり、騒いだりすると蛍の活動を妨げる可能性もあります。
そして蛍は繊細な虫です。触ったり捕まえたりしないようにしましょう。蛍の体に触れると、その光を発する器官にダメージを与える可能性があります。
綺麗な蛍を写真で撮りたくてもフラッシュなどは避けましょう。
車で行く方への注意点
今回紹介したポイントへ車で行く方への注意点は野生動物との接触です。
豊岡市は山に囲まれた盆地という地形で360℃山に囲まれています。当然動物も多く生息しています。
特に接触の多いのが鹿(しか)です。
鹿との接触事故はひどい時には車を買い替えなければいけない時もあります。蛍を見に行く道中に接触しない様細心の注意が必要です。
鹿との接触が事故の可能性を0には出来ませんが、鹿避け笛を車に付けるなど対策をしておくことをオススメします。
【鹿避け笛とは】
自動車やバイクなどの車両に取り付けて、走行時の風を利用し高周波を発生させます。
人には聞こえない高周波で、鹿や他の野生動物が道路に飛び出してくるのを防ぐために使用されます。
鹿は高周波音に敏感であるため、笛の音が聞こえると驚いて逃げ出したり、鹿の注意を引いてる隙に逃げれます。
実際取り付けてから鹿との接触事故が減ったという方が多いです。
値段も高いものでもなく取り付けも簡単なのでオススメです。
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まとめ
- 蛍のシーズンは一般的に5月から7月にかけてですが、豊岡市では6月上旬から下旬頃に楽しめます。
- 蛍の見られる場所やスポットは豊岡市内に多くあります。湿った環境や川沿い、森林の中などが生息地となっています。
- 天候によって鑑賞できない場合もあるため、運が必要です。
- 蛍は日没後から2~3時間程度が活動のピークです。豊岡市の日没時刻はだいたい19時で、完全に暗くなるのは19時30分頃です。したがって、鑑賞するベストな時間帯は19:30~22:00頃です。
- 雨や風があると蛍の数が少なくなることがあります。特に梅雨時期と重なるため、天候状況に注意が必要です。
- 蛍の鑑賞には車での移動も便利です。豊岡市周辺の蛍のスポットには駐車場が整備されている場所もありますので、車でのアクセスが可能です。
- 蛍を楽しむ際には、虫よけスプレーや長袖・長ズボンなどの防虫対策がおすすめです。また、懐中電灯やカメラなどの持ち物も準備しておくと便利です。
城崎温泉に訪れた際には、美しい蛍の光と共に田舎の清らかな空気と自然を満喫してください。ただし、蛍の生息地を訪れる際には、環境や生物への配慮を忘れずに行動しましょう。
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